久々に、先が気になって仕方ない!眠いのにもう1話観たい!と思わせてくれるドラマだった。
NETFLIXで配信されている韓国ドラマでは、「愛の不時着」「イカゲーム」「今、私たちの学校は…」などを観てきたが、「シスターズ」は最近の韓国ドラマの中でも群を抜いて面白かった。
妻と一緒に観ていて、事あるごとに同じ感想を持った。
「韓国、金あるなー!」
…語弊がある言い方だが、家庭の会話ってそういうものでしょう。
シスターズをポチっとした理由はパク・ジフ
我々夫婦は夕飯とともにNETFLIXを観る習慣があるのだが、ここ最近は観るコンテンツがやや停滞していた。
進撃の巨人は配信待ち状態だし、SPY×FAMILYも1期が終わってしまったところ。(最近2期が配信されたが)
特にドラマは、ちゃんと観たのは「イカゲーム」以来無いんじゃないかという状態であり、最後にハマったコンテンツは「バチェロレッテ2」で、そもそもドラマではない。
そんな中で、久々にドラマでも観たいな~とリモコンをいじっていて見つけたのが「シスターズ」だった。
姉妹の絆の人情系かな?と思いきや、サムネイルで観る限りなんとなく不穏な感じがして惹かれた。
そして気づけば、「あ!あの子だ!」と思わず口に出た。
妻「だれ?」
私「あれ、あの、ほら、あの、ゾンビのやつに出てた」
妻「…そうだっけ?」
私は妻になりたいと常々思うことがある。
嫌なことも含めてあっさりと忘れられる妻に、密かに憧れているのだ。
同時に、嫉妬もしている。
私は、嫌なことばかり覚えているからだ。
そんなことよりパク・ジフ
話が逸れた。
そんなことよりパク・ジフである。
「今、私たちの学校は…」に出ていたヒロイン…というか主人公?
この可愛さは一度観たら忘れられない。(忘れていた方が隣に1名いたが)
シスターズでは末っ子を演じていたが、こういった可愛くて芯があるという役柄にピッタリはまる感じだ。
「今、私たちの学校は…」では、髪を左右にかき上げて、どちらがいいかチョンサンに聞くシーンが印象的だった。
あと、なんかよく蹴っていた気がする。
今回の末っ子、オ・イネも、蹴ってはいないが今にも蹴りそうなシーンが多々あった。
チョンサンもパク・ジェサンも、綿矢りさ氏もびっくりの蹴りたい背中をしていたのかもしれない。
流行語大賞は「イネ~」
シスターズを観た方の耳には、上のお姉ちゃん二人が末っ子のイネを呼ぶ声が残っているに違いない。
イネ~
あの独特のイントネーション、非常に印象深い。
妻も事あるごとに私に「イネ~」と呼びかけるようになった。
私はイネではないし、そろそろ祖父母の家では稲刈りが終わる時期だが、私には祖父がつけてくれたれっきとした名前がある。
何度でも言おう。
私はイネではない。
そんなわけで、妻の「イネ~」をことごとくかわしていたのだが、そのうち「オ・イネ~」とフルネームで呼ぶようになった。
これは降参だ。
だんだんと妻がインギョンに見えてきた。
早く冷蔵庫のアルコール類を処分しなければなるまい。
韓国のお金事情とバグ
冒頭で「韓国、金あるなー!」とのたまった我々夫婦であるが、「シスターズ」はスケールが大きかった。
特にシンガポールのシーンはどれもきらびやかで、アクション映画ばりの迫力あるシーンも多かった。
韓国ドラマ界は制作費が潤沢にあるんじゃない?
韓国は国策でエンタメに力入れているからね。
BTSもすごいしね。
700億か~。
そんな会話が交わされていた家庭も多いのではないだろうか?(うちだけか)
劇中出てくる金額が毎回べらぼうな金額でびっくりするのだが、1ウォン=約0.1円なので、シスターズで言う700億は、日本円で約70億円だ。
1億ウォンは1,000万円。
なんだ、大したことないじゃん。
…と、金銭感覚がバグる名作「シスターズ」である。
ちなみに、祖父母が生涯で刈ったイネもとい稲の数は億をゆうに超えているだろうし、JAから受け取った報酬もすごいことになっているはずである。
私の口座に、祖父母から、700億が振り込まれることを切に願う秋だ。
(ばーちゃん、新米届いたよ。ありがとう。)
ちなみに、祖父母の畑ではマンゴーはつくっていない。